お庭でちょっとした野菜やハーブを育てたり、ガーデニングを楽しんだりしたいけれど、庭付き物件ではないからと諦めている人もいるのでは? 庭付き物件って数が少ないですし、そもそも女子の一人暮らしでは防犯上の理由から1階は避けて、2階以上に住みたいと思っている人も多いはず。
でも、諦めるのはちょっと待って。実は、賃貸の小さなベランダやバルコニーでもちょっとした工夫でガーデニングを楽しむことができちゃうんです。今回は賃貸でもできる、ボタニカルなベランダ作りのアイデアをご紹介します!
簡単DIYでコーディネートのベースを作ろう!
むき出しのベランダは味気ないため、まずはコーディネートのベース作りからスタート。賃貸物件の場合、現状回復しやすいことがマスト条件です。100円ショップやニトリ、IKEAなどで手に入る材料を使った簡単DIYで、グリーンが映えるベランダを作りましょう。
すのこDIYで憧れのウッドデッキに
ウッドデッキに憧れるけれど、賃貸物件ではなかなかありませんよね。それならば、すのこを使って自分で作っちゃいましょう。白やこげ茶など好きな色にペイントしたすのこを何枚か組み合わせて、ベランダの床に敷き詰めたり、ベランダの壁面を覆ったりすれば、簡単にウッドデッキの出来上がり!
ベランダ全部を板壁風にするのは難しくても、すのこを1〜2枚立てかけて板壁コーナーを作るだけでも、ベランダの雰囲気はだいぶ変わります。
すのこがベランダにぴったり収まらないという場合は、正方形でジョイントできるタイプのウッドタイルや人工芝などをベランダのスペースに合わせて敷くのもおすすめです。
リメイク缶やカゴでグリーンをディスプレイ
ベランダガーデニングというとプランターを置くだけになってしまいがちですが、板壁や台などがあればフックを使ってプランターをぶら下げることも可能。
たとえば、100円ショップなどで手に入るアイアンのカゴをフックぶら下げて、フェイクグリーンやエアプランツを飾ったり、ブリキ缶をペイント&サビ加工して多肉植物を植えたり。ナンバープレートやミニバケツ、ガーデニング用オブジェなどを一緒に飾れば、グリーンのディスプレイの幅がぐんと広がります。
テイスト別ベランダコーディネートアイデア
実際にベランダDIYを始める前に、どんなテイストを目指すのかを決めておきたいところ。ここではいくつかのテイストをご紹介します。理想のベランダに近いものを見つけて、イメージを膨らませてみて!
【テイスト1】ホワイトを基調にしたナチュラル&カントリーテイスト
ナチュラル&カントリーテイストのベランダを目指すなら、板壁や木箱を白くペイントしてみては。リメイクしたブリキ缶やバケツに多肉植物を寄せ植えするだけでもおしゃれです。ワンコーナーにグリーンを集めてディスプレイすれば、狭いベランダでも素敵な雑貨屋さんのような空間になります。
【テイスト2】ブルーがさわやかな西海岸テイスト
白×青のコーディネートで西海岸テイストのベランダに。サボテンや多肉植物を並べたり、オリーブの木などを置いたりすると、統一感が出ます。
【テイスト3】ラフでかっこいい! ジャンクなベランダ
リメイク缶や空きビンなどに多肉植物を入れてディスプレイしたり、古物道具を置いたりしてジャンクな雰囲気にコーディネート。茶色のウッドデッキに、グリーンが映えます。ラフにグリーンや道具を置くことで、森の小屋のような雰囲気に。
【テイスト4】空間を縦に使ってボタニカルなベランダに
ベランダのスペースは狭いけれどグリーンをたくさん置きたいという場合は、ラダーに植物をディスプレイしたり、プラントハンガーでハンギングしたりするなどして、立体感のあるコーディネートを意識してみて。また、背の高い植物と背の低い植物をミックスして配置すると、空間のバランスがよくなります。さらに、窓際に植物を置けば、部屋とベランダがつながったような一体感のあるコーディネートの出来上がり。
ベランダ・バルコニー付きの物件を探してみよう!
ベランダもお部屋の1つと考えて自分好みにコーディネートすれば、窓際やベランダで過ごす時間がもっと楽しくなるはず。ぜひベランダの一角にグリーンコーナーを作って、ガーデニングや家庭菜園を楽しんでみて。ベランダは洗濯物と布団を干すだけ……なんて、もったいないですよ!
(文=村上佳代)